岡山市がごみの有料化になること知ってます?

 来年2月から岡山市でゴミの有料が実施されるの知っていますか?本年9月議会で採決され実施が決まりました。

 私ども公明党市議団も議論を重ね最終的には賛成を致しました。ゴミ袋の有料化については従来から検討をしてきましたが、時期早尚との思いもあり2月、6月議会と継続審議としてきました。その大きな理由は資源化に今まで岡山市が真剣に取り組んでいたとは思えなかったからです。

 全国的にも岡山県内でも28市町村の内、既に19の自治体が有料化を実施しています。ゴミの減量を全く考えず、多く出す人も減量を考えてゴミを少なく出している人も同じというのは、負担の公平性から見ておかしいと思います。そういった観点と減量へのインセンティブを考えれば有料化はやむを得ないでしょう。

 岡山市の環境局は2月からの有料化の実施に際し、各小学校区で説明会を実施しました。その説明会が終了した後、11月22日から30日にかけて市内在住の300人の方を対象にゴミの有料化の認知度についてアンケート調査を実施しました。サンプルはインターネットで156人、訪問調査が144人で18歳以上の男女です。

 家庭ごみの有料化実施の認知度は57.7%でした。しかし、説明会の参加率はわずか7.3%。説明会に参加しなかった理由は「説明会があることを知らなかった。」が31.7%。「仕事や用事があった。」が27.7%でした。つまり、説明会に参加して有料化の実施を知ったのではないということです。新しく実施をする「雑紙の回収」や「資源化ゴミの月2回回収」については60%を超える方が知ってましたが、「天ぷら油の回収」は40.3%でした。

 低所得者などに対しての減免措置、生ゴミ処理機の補助金、カラス防止のネット、ごみステーション設置補助金太陽光発電の助成などの新たな施策については認知度が低く、どれも知らないという人は50%を超えていました。

 このアンケート調査を実施してみて、説明会に参加をしている人が少ないため、有料化が実施されることや月2回回収などの大まかなことは新聞やテレビで知っているのですが、細かいこと詳細について知られていないことが分かった。岡山市は引き続き啓発・啓もうをしていく必要がある。