定額給付金はばらまき?

定額給付金はばらまきだ!」「もっと他の事に使うべきだ。」との批判が多くある。定額給付金公明党が主導的に提案をしてきた経済・福祉政策です。

 昨年起きたサブプライムローン問題から世界経済・金融がおかしくなり、本年の原油高による物価の高騰・所得の頭打ちは、国民生活に大きな打撃を与えている。

 このような状況で景気回復を主導する政府の手法は、大きく分けて3つあると思う。1、財政出動で公共事業や住宅建設の促進。2、金融政策で設備投資が出来るように金利の引き下げ。3、税制で法人税所得税などの減税政策だ。

 公共事業を発注すると「無駄な公共事業で借金ばかり増える。」と言われ、法人税を減税すると「大企業優遇だ」と言う。金利の利下げは「年金生活者等の生活を厳しくする。」所得税は「ばらまきだ、貯蓄に回り効果がない。」と何をしても批判だけが起きる。テレビに出る評論家、コメンテーターの言い放題。

 では有効な手段は何があるのか聞きたい。政治は当面している状況、つまり円高で輸出産業が厳しい中、内需を拡大し景気の下支えをするのが、今一番必要なのではないか。減税では低所得者(非課税世帯)には波及しないため、全世帯に恩恵がある給付金は内需拡大を誘引するにたる政策であると思う。

 もともと税金は国民が納めたもので、それを国民に還元すること。一部の企業や団体に使われるものではなく、国民の生活を守り、使ってもらえば政策効果が上がる。みんなで「元気」になるよう頑張ろうじゃありませんか。