乱高下の一年

 大みそかとなりました。今年一年いろいろとお世話になりました。来年こそはいい年になりますように。

 今年は何といってもガソリン価格の乱高下が象徴的な年だった。原油価格が投機の対象になり、1バーレル100ドルを超えるということが大きなニュースとなり、春には政争の具にされた暫定税率の一時失効。その後も価格は上昇し、夏には1リッター180円を超えるところまで上がった。しかし、現在は原油価格が下がり円高の影響で90円台まで下がった。ガソリンが上がる前にはスタンドには車が列をなし、街中では車の乗り控えで空気がきれいになったとか。

 円高が進行した。原油価格の上昇や世界的な穀物不足から食料品も値上がりしたが、円高でそれも落ち着きを見せた。また、輸出に頼る日本企業はリーマンショックと株安・円高で大きな打撃を負い、あのトヨタが赤字となり、日本経済に不況と雇用不安が広がった。

 プロ野球では前半戦から最大13ゲームをつけて独走していた阪神が失速し、最後には巨人がリーグ優勝した。パリーグでも最下位にいたオリックスが最後は2位となり、クライマックスシリーズ出場した。

 とにかく上がったり下がったりの一年だった。来年は厳しい経済状況が予想されているが、何とか打開向けて政治も経済も耐えて上昇機運に持っていきたいものだ。そのためには政治の安定が必要だ。